山形に住んでいるのにまだまだ知らない山形が沢山あります。今回もいろんな出会いがありました。
快晴で最高の天気です。まずは天童高原を目指します。
国道48号線から「天童高原」の看板を見つけ細道に入っていきます。
田舎の雰囲気がいいんですよ。この稲刈り後の天日干し風景。昔懐かしい風景が蘇ってきます。
あっ、「手打ちそば」がパタパタと揺れている。こんなとこに蕎麦屋があるのかいな!
看板がありました「悠遊舎」という手打ちそば屋さんです。
もう行くしかないよね(笑)
一見、普通の民家ですが、看板があったのでここだと悟りました。
こんちは~! は~いどうぞ~お好きな場所へ~ はい~!
縁側に小春日和の日差しが入りいい雰囲気を醸し出しています。
なんか田舎のじいちゃんばあちゃんの家に来たような昔懐かしい雰囲気に包まれます。
昔、旧正月にこんな飾りが家にもあったなあ。懐かしい。
縁側がいろんな小物の展示ブースになっています。
おしながきはいたってシンプルです。もりそば 800円をお願いしました。
しかしこの古民家の雰囲気いいですねえ。本当にほっとします。
厚い一枚板のちゃぶ台はずっしりして貫禄があります。
蕎麦が茹であがる前に前菜がきました。えご豆腐?、にしんの昆布巻、きゅうりと大根の漬物です。
えご豆腐?と言うのか判りませんが、なんか法事とかで食べた事ありますね。
もちもちっとした食感のやつ(笑)
にしんの昆布巻。そういえばこれ蕎麦に合いますねえ。
この黄色いのがはたして大根だったか記憶が定かではありません。
しかしなんというかこの付け合わせの色の色彩の出し方が上手いですね。
はい蕎麦がきましたよ。全体的なビジュアルです。いいですねえ~!
頂きま~す!
なんというか、素朴な味わいのあるお蕎麦です。
表現し難いのですが、柔らかさと硬さが融合している味わいのあるお蕎麦と言えば解ります?
無理?(笑)
ほうら美味しそうでしょう。美味しいんですよ~(笑)
そば湯で締めます。たいへん美味しゅうございました。
ごちそう様でした。悠遊舎を後にします。まさに一期一会です。
山里を走り天童高原へ向かいます。
芝生に浮かぶ634の文字。これなんでしょうね?
結構な急斜面です。冬はスキー場なんですね。
天童高原の頂上付近にきました。
松の木の枝にブランコがぶら下がっているのが解りますか?
その前にベンチがあり癒しの風景です。
天童高原の頂上付近から面白山、山寺方面に抜ける道がある筈(地図で調べた)ですが標識がありません。
頂上付近にキャンプやっている人が居たので聞いてみたら教えて頂きました。そこの十字路左折すると行けますよ~。 ありがとさ~ん!
普通の山道ですが砂利道は一部だけで殆どは舗装道路です。綺麗な杉林があり最高の森林浴です。なんだか解りませんが、こんな山の中でジョギングしてる人がちらほらいてびっくらこきました。
仙山線の面白山高原駅にきましたよ。緑の屋根が駅で先が仙台方面です。この反対側の数キロ先が2014年冬に仙山線の山形から仙台へ向かう電車が架線に枝が引っかかって立ち往生して8時間ぐらい動けなくなった場所です。(山寺 - 面白山 間)
タイミング良く仙台方面から電車が来ました。
面白山高原駅の料金表。地方色あって興味を湧く方いるかな?
山寺駅を目指していたのですが、途中なんか気になるお寺さんがあってバイクを止め、引き込まれるように吸い込まれるように向かいました。
何も知らないで行ったのですが。千手院の「千手観音」といって有名らしいです。
後で調べたらあの有名な「斎藤一人」さんとなにかゆかりがあるらしい事が判りました。ご興味のある方はネットで調べると何か出てくるかも?
実はこの階段の途中を仙山線の電車が横切り通るという凄い場所なんです。
凄い場所ですよね。まあ仙山線という路線の線路が埋設させる前からこのお寺はあったという証みたいなものですね。
参拝者は私一人。寺の坊守さんと挨拶を交わし和やかな時間が経過する。
さてと山寺駅へ向かうとすぐに到着です。
山寺駅前の風景。おや?目の前に何か立派な歴史と貫禄のある建屋があります。なんでしょう?
「山寺ホテル」と看板がありますが、現在は営業はしておりません。
しかし、中は展示ブースになっており明治時代のすばらしい建屋を見る事が出来ます。
ここの番頭さん(受付)の方は元気で面白いですよ。写真は載せられないなあ(笑)
さっそく中を見学させて頂きました。
いきなり明治時代にタイムスリップした感じです。
スタジオセットじゃありません。長年使われた本物です。
火鉢は確か幼少の頃はまだあったなあと懐かしむのです。
この懐かしいと思わせる空気感というか雰囲気はいいですね~
今度来る時は時間をかけてゆっくりと見させて頂きます。
という訳で半日のプチツーリングは終了です。
とてもいい心の洗濯になりました。
忙しい日々の中で、たまに一人の時間が欲しくなりバイクでふらっと出かけます。
その時々の出会いや風景が心を癒し明日の活力になります。
皆さんも是非どうぞ。
※ 写真40枚の長編になってしまいました。長すぎてごめんちゃい。